『ブチ抜く力』(著:与沢 翼)から学んだこと

読書記録

株を買い始めるまでは、存在すら知らなかった。しかし、以前読んだ本を通してこの”与沢 翼”という人物に興味をもった。本書は、自分にとって2冊目となる“与沢氏”からの学びである。

そもそも、「ブチ抜く」というのはどのような行為なのだろうか。表紙をよく見てみると、「一つの事に魂を売れ!」とあった。

本書の「はじめに」に書かれている与沢氏の定義は、次の通りであった。『あらゆる常識を覆し、世間の考える限界を突破して、とてつもない結果を超スピードで得るための力』なんと、熱くてパワフルな人なのだろう。なかなか真似できることではないし、不器用な私自身が本書から学べるのだろうか。

そんな心配を胸に抱えながらも読み進めてみると、『世の中には、複数のタスクを同時に進行できる多動可能な器用な人もいるでしょう。ただ、私は何かに集中すると、一つの事しか目に入らない不器用なタイプの人間です』とあった。「共通点、あった!!!」心の中で叫んでいた自分がいた。私の抱えている悩みの一つとして不器用であるということがある。空気が読めなかったり、柔軟に考えることができなかったり、思い込みで暴走したり、とにかく不器用に関する多くの困り感をもっている。しかし、思い込みで暴走できるということは、先ほど引用した後半部分に当てはまるのではないだろうか。そんな前向きな希望を抱いて本書を読んだ。

“お金に関係する”という括りで出会った与沢氏の本だが、それ以上に考え方や生き方からの学びが多い。この感覚は、以前同氏の本を読んだ時にもあった。『自分の幸せは“お金”の上に成り立っている事実を認めよ』これは、分かりやすいお金に関する内容である。

しかし、『人と群れるな。誰とも組まず、単独で突っ走れ!』『個性を活かして個人が活躍するという技術は、他人からは学べない』『よく調べ、深く考え、悩み、疑い、試し、工夫し、改善していくしかない』『他人の価値観や常識に染まると自分のもっている無限の可能性を殺すことになる』・・・。やはり、私はこの人が好きだ。

自分自身が悩み、闇雲に今を信じて走り続けている今や過去。そこに突き刺さる言葉ばかりだった。

“与沢翼”という人、本人とは直接会えることなどないかもしれない。しかし、“本”を通して心が繋がれた気がした。人と直接話していると、自分が聞きたいことが出てこなくなったり、会話した内容すら忘れてしまったりすることがよくある。『とても大切な内容』や『忘れたくないこと』ですらだ。でも、文字ならばいなくならない。自分のペースで読むことができるし、大切な言葉たちに何度だって繰り返し会うことができる。

この本との出会いを通して、これからは自分の心を信じ“ブチ抜いて”いきたいと思った。

今回読んだ本は、こちら

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